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代々木で1万人が熱狂
1月31日13時6分配信 オーマイニュース
■正真正銘、日韓のライバル対決
報道された通り、代々木第一体育館は満員になった。その数、1万0257人。招待席の一部や一般席の隅にわずかに空席は見えるものの、熱気は最高潮。もちろん両チームのサポーターからはおなじみの「ニッポン」と「テーハミング」のコールが引きをきらない。サッカーやバレーボールの熱狂が、ハンドボール会場で実現した。1997年に熊本で開催された世界選手権で日本が決勝トーナメントに進出した時以来の、1万人の大声援。「中東の笛」という災い転じて、日本のハンドボールが新たなシーンを切り開くためのきっかけとなるかもしれない。
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2007年9月、私は豊田で行われた「1回目」のハンドボールのオリンピック北京大会予選を観戦し、オーマイニュースでも、すでにファンの間では常識だった「中東の笛」についてふれた(「男子ハンドボール、北京出場権を逃す」)。
その時も何度目かの悔しい思いをしたのだが、まさか、こんなチャンスが訪れようとは。いや、これは日韓の関係者の努力の賜物(たまもの)だ。結果、ヨーロッパの公平でハイレベルな審判のもとで、正真正銘、日韓のライバル対決が楽しめる。そしてもちろん、勝者には五輪切符だ。この勝負、見逃す手はない。
■明らかに力負け――女子
そんなわけで29日、まずは女子大会を観戦した。入場して最初に目に入ったのは、コート中央に鮮やかに描かれたIHF(国際ハンドボール連盟)のマーク。そう、この試合はIHF直轄で行われるのだ。下部組織のAHF(アジアハンドボール連盟)ごときが何を言おうが、一切聞き入れる必要はない。選手入場、メンバー紹介。4000人のファンが大声援を送る。これこれ、この雰囲気が日韓戦だ。今までサッカーで何度となく体験してきた熱狂を、今日はハンドボールで体験できるのだ。
だが、試合開始直後から、彼我の力の差は早くも明らかとなった。
まず、パワーが違う。日本は自陣ゴール前で迫力ある攻撃にさらされ、先制されたのみならず、余計な7メートルスロー(サッカーのPKに相当する)を2本も与え、たちまち1-7と引き離された。
また、技術が違う。ハンドボールではゴールエリアにはGK以外入ることができないので、その手前に守備ラインが引かれるのだが、韓国はそのラインをかいくぐってシュートを打つ技術に長(た)けている。そしてそのシュートに球威がある!
さらに、スピードが違う。攻守の切り替えの速さは明らかに韓国が上。
だから日本が速攻のチャンスをつかんでも、相手にすぐ戻られてしまい、結果的に速攻にならない。
その守備がまた堅いから、日本はいきおい遠目からシュートを打つことになる。一方韓国はワンマン速攻を何度も決めた。これでは勝機はない。
韓国は6番の安貞花(その名もアン・ジョンファ!)がさえまくり、6得点(ただし指輪にキスのパフォーマンスはなし)。スピードがあり、巧みにDFの急所を突く動きをする、いい選手だ。2番の禹仙姫も7得点を挙げた。対する日本は田中美音子が7得点、谷口尚代が5得点と健闘したが、最初につけられた6点差をなかなか詰めることができず、最後は力尽きて連続ゴールを決められ、21-34で敗れ去った。
「厳しい言い方になってしまいますが、女子はたとえ『日の丸の笛』が吹かれたとしても勝てないと思っていました」とは、元ハンドボール選手のAさんの話である。
■あと一歩、届かなかった――男子
明けて30日。男子日本代表は、秘策を胸に代々木第一体育館に登場した。エースの宮崎大輔にボールを集めるのは当然だが、その宮崎がDFを引き付けたところで、できたスペースに右の岩本真典か左の門山哲也に突っ込ませる。それが無理なら、さらに両翼の豊田賢治・末松誠へ。パワーで勝てないならスピードとスペースへの飛び出しで勝負というわけだ。もちろん宮崎がそのまま撃ってもいいし、「ワントップ」の富田恭介に一度預けてもよい。どことなく1968年のサッカーのオリンピック・メキシコ大会予選の日韓戦を髣髴(ほうふつ)とさせる作戦だ。あの時も、日本はエースの釜本邦茂に相手DFを引き付ける作戦が奏功したではないか。また「ここで1点という時に出す」という宮崎と末松のコンビプレイもあるという。女子と違って、力は互角。1万人の観衆の声援の中、スロー・オフ!
予想通り、試合は一進一退の好勝負となった。開始早々韓国の白元・淵撻・ΕΕ・鵐船腑襦砲棒萓・世鮹イ錣譴襪癲「5分で富田が同点ゴール。さらに中川善雄が逆転ゴールを決めると、今度は李駄栄が同点に。2-3、3-3……、緊迫した試合は最高だ。技術的には韓国の方が上だが、日本は作戦通りに相手DFにすき間を作らせて、そこからシュートを放っていく。
12分、先発をはずれていた韓国のエース・尹京信(ユン・ギョンシン)がコートに登場する。去年の豊田での予選では、いや、今まで10年以上、 1人で得点を決めまくって日本の希望を粉砕した男だ。だが、尹京信は引き気味のセンターのポジションに入ると、司令塔としての役割はするものの、積極的に前線に出てシュートを打たない。体調が万全でないのか、後半にかける作戦か。いずれにしても日本は、彼がおとなしくしている間に得点を稼ぎたいところだ。
だが、韓国相手にそう簡単に連続得点を奪えるものではない。しかし、逆に言えば日本の守備も簡単には得点を許さない。
その中心・GK坪根敏宏が尹京信のシュートを止める。この203センチのコリアンキャノンに対する回答は、GKが止めるしかないのだ。そして攻撃では、宮崎ばかりが注目されているが、末松・富田の得点力も見逃してはならない。
また、韓国に尹京信がいるなら、日本には岩本がいる。ともに97年の熊本の世界選手権に出場したベテラン(ちなみにGK・四方篤も)だが、岩本はその時から記者の一番好きなプレーヤーだ。シュート力は健在である。
結局前半を終えて11-14。日本は最後に宮崎のシュートで3点差とし、後半に望みをつないだ。
後半。日本は李駄栄に決められたものの、宮崎・門山の連続ゴールで2点差と追い上げた。だが、再び李駄栄に決められた直後に古家雅之が反則で一時退場。日本は直後に2点を追加され、13-18と5点差がついてしまった。結果的にはこれが致命傷となった形だ。日本は追い上げるも、3点差以上どうしても詰められない。16分には6点差。だが、その後、宮崎、古家、下川真良、門山と決め、23分にはついに21-23! スタンドの興奮は最高潮に達した。だが、そこは韓国の知将・金泰勲(キム・テフン)監督。タイムアウトで日本の流れを寸断すると、あとは点の取り合い。だが、非情にも時間は過ぎ、最後は韓国が3点差で逃げ切った。日本は、最後の一歩が届かなかった。
歓喜にわく韓国とうなだれる日本。宮崎は泣いていた。日本は男女とも負けたものの、極めてフェアな、いい試合だった。ハンドボールというスポーツの価値を、公正な審判団が高めたというべきか。いや、本来これが、このスポーツの姿なのだ。
日本にはまだ、男女共世界最終予選が残っている。ともに相手は強豪のヨーロッパ勢だから厳しいと言うほかないが、そこは1997年を思い出してもらいたい。あの時男子日本代表は、優勝したフランスに一時は5点差をつけ、最後のワンプレイまで同点の可能性を残したのだ。世界大会では、何が起きるかわからない。だから日本代表には、当時のオレ・オルソン男子監督のことばを、今一度想起してもらいたい。
すなわち“It is possible.”である。
(記者:生田 正博)
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引用元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080131-00000001-omn-spoと゜うなる 日本の動画生活は
みんなに見てもらいたいニュースでした。
明日のニュースが楽しみです。
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