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クルム伊達、母と夫の前で復帰1勝
4月28日10時3分配信 デイリースポーツ
母と夫が見守る中、サーブを放つクルム伊達公子=岐阜メモリアルセンター
「カンガルーカップ国際女子オープン、シングルス予選」(27日、岐阜メモリアルセンター)
テニスのクルム伊達公子(37)がシングルス予選で、地元・県岐阜商3年の田島杏奈(17)に6-7、6-1、6-3で逆転勝ちし、復帰第1戦を飾った。96年11月22日のチェース選手権でのマルチナ・ヒンギス戦以来、11年5カ月ぶりの公式戦で白星を挙げた伊達は、今後も“挑戦者”の気持ちで若手のカベになっていく。次戦は28日のシングルス予選で青山修子(早大)と対戦する。
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4174日ぶりにセンターコートに帰ってきた“世界のキミコ”を、約5倍の抽選で選ばれた超満員の2000人が迎えた。水色のウエアに包まれた引き締まった体、浅黒い肌、白い歯は往年の姿を思わせた。
しかし、ブランクの影響は隠せなかった。自身の引退後にテニスを始めたという若い田島の強烈なサーブに苦しみ、ラリーでの凡ミスから第1セットを落とした。
「ほとんど負けパターンの試合」。第2セット以降は、相手の自滅に救われたが、自身もミスショットを連発。もどかしそうに「ア〜ッ」と叫ぶ場面もあった。96年11月19日、モニカ・セレシュ(米国)の棄権で勝って以来の白星は、何とか手にしたものだった。
この日が新たな始まり。そのために登録名に「クルム」と入れた。復帰の舞台は過去のプロ生活で経験しなかった砂入り人工芝だった。高校3年以来という感触に何度も足を滑らせた。01年に結婚した夫のレーシングドライバー、ミハエル・クルム(38)が公式戦初観戦する中、気持ちよさそうな笑顔を見せた。
全盛期のような“勝ちたい。勝たなきゃ”という切羽詰まった思いは消えていた。「37歳で11年のブランクは簡単じゃない。スコア的に追う立場の時もチャレンジだと思った。“正面からぶつかっていけばいい。それがやろうとしたことだ”と(自分に)言い聞かせてやっていた」。
7日の復帰会見で「若い選手に刺激を与えられれば」と話した。対戦した高校生の田島について「自分たちのころに比べてパワーがある。でも、パワーだけでは勝ちきれない。やり方を変えてたら勝ってる。試合の怖さを感じられたと思う」と話すなど、若手の育成にも手応えを感じたようだ。
この日は会見後も約40分の練習を行った。肩の古傷も問題ない。「暑さも体力の消耗も感じなかった。(ただ)長いラリーの中でパフォーマンスを上げるには試合をこなしていかないと。1、2週間やると、少しはよくなると思う」。年輪を加えた“ライジングショット”で37歳の挑戦を続けていく。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000017-dal-spo
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