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4月内閣改造説急浮上 政権浮揚の切り札、リスクも大
2月21日21時12分配信 産経新聞
内閣支持率の下落傾向が続く中、福田康夫首相が平成20年度予算成立後の4月に内閣改造に踏み切るとの見方が急浮上している。現内閣は安倍晋三前首相の内閣をほぼ踏襲しただけに「福田カラー」を前面に出した内閣改造は政権浮揚につながるが、リスクも大きい。ねじれ国会の厳しい国会日程を考慮して1月改造を見送った首相が、国会中の改造に勝負をかけるのか。自民、公明両党はその動静をかたずをのんで見守っている。
4月改造説は、1月下旬からにわかに流れ始めた。総裁選で首相の対抗馬となった麻生太郎前幹事長は1月30日、首相と近い中川秀直元幹事長と会談、2月1日夜には町村信孝官房長官と会談した。総裁選で溝が広がっていた中川、町村両氏が麻生氏と関係修復に乗り出したことで「4月改造に向けて地ならしが始まった」(閣僚経験者)との見方が強まった。
首相就任後5カ月を経ても「福田カラー」が見えてこないことに自民党内では不満がくすぶる。中でも、首相擁立の功労者からは「我慢し続けてきたが限界に近い」(中堅)との声も上がる。
加えて閣内には不協和音が響く。空港会社の外資規制をめぐって渡辺喜美行革担当相らは公然と政府案を批判。公務員制度改革でも渡辺、町村両氏が対立し、町村氏と高村正彦外相の関係も微妙だ。鳩山邦夫法相は相変わらず舌禍事件を引き起こしている。いずれも「波風を立てることを極端に嫌う」(周辺)首相にとっては耐え難い事態だといえる。
3月末に揮発油税の暫定税率維持を含む歳入関連法案(日切れ法案)の参院採決をめぐり、与野党攻防が激化すれば、政権への逆風はさらに強まる。年金記録統合問題が吹き出す恐れもあり、与党内の求心力を維持し、危機を乗り越えるには内閣改造は有力なカードとなりえる。
加えて、7月には主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が開催される。父、福田赳夫首相は昭和54年の東京サミット目前に政権を追われただけに、首相の思い入れは強く「自前の内閣で各国要人を迎えたいと思うのは自然なことだ」(派閥領袖級)というわけだ。
だが、政治日程は極めて窮屈だ。3月末に予算が成立しても、予算執行にからむ予算関連法案の審議は4月以降も続く公算が大きい。山口県岩国市長選に伴う衆院山口2区補欠選挙(4月27日投開票)も実施される。5月の大型連休中には、英仏独など欧州歴訪も予定される。
また、内閣改造は両刃の剣だ。政権と距離を置く麻生氏らを閣内に取り込めば動きを封じることはできるが、不満も吹き出す。自民、民主両党の大連立構想も遠のく。
福田氏擁立の立役者の1人である山崎拓元副総裁は4月改造説を「理解できない。大連立が復活するとき以外にない」と強く否定している。「カラーがないのが福田カラー。首相は最終的に改造を思いとどまるのではないか」(中堅)との見方も根強い。
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引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080221-00000962-san-pol
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