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ピリピリ洞爺湖、サミットへカウントダウン 「沖縄」から警備要員倍増
6月23日7時7分配信 産経新聞
サミット会場となる「ホテル・ウィンザー洞爺」に通じる山道で検問にあたる警察官=13日、北海道洞爺湖町
来月7日からの主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)まで2週間余りとなり、会場となる「ザ・ウィンザーホテル洞爺」のある洞爺湖町は厳戒態勢に入った。日本の地方で主要8カ国(G8)の首脳を迎えるのは、8年前の九州沖縄サミットに続き2回目だが、「沖縄に比べると警備が格段に難しい」(警備関係者)のが悩みの種。要人警護にあたる警察官は前回の倍以上となる1200人が投入されている。ピリピリムード一色の洞爺湖周辺のもようを追った。(杉本康士)
北海道の空の玄関口、新千歳空港から車で約1時間、緑に囲まれた洞爺湖が目に飛び込んでくる。
「サミットの警戒中です。免許証を見せてください」
会場最寄りの道央自動車道・虻田洞爺湖インターチェンジをレンタカーで抜けると、最初に出迎えを受けたのは検問にあたる警察官だった。会場ホテルに通じる山道では2カ所で検問が行われ、洞爺湖周辺の温泉街でもいたるところで警察官が警戒にあたっている。
同町で水産加工業を営む中年の男性は「サミットが近づいて変わったこと? 警察官が増えたことぐらいかな」と話す。
洞爺湖サミットでは、北海道警に加え、警視庁や大阪府警など全国各地の応援を受けて総勢2万人規模の警備態勢が敷かれる。九州沖縄サミットでも約2万2000人態勢だったが、前回との最大の違いは要人警護態勢を増強したことだ。
公安関係者によると、九州沖縄サミットの要人警護担当警察官は「500人強」だったが、洞爺湖サミットは1200人を上回る。G8だけではなく、地球温暖化対策を議論する主要排出国会議、アフリカ開発問題拡大会合に計15カ国が招かれており、サミット史上最多の23カ国の首脳が集結するからだ。
2001年9月に米国で中枢同時テロが発生するなどテロへの懸念が高まったことも、九州沖縄サミットと異なる点だ。
日本政府は要人移送のため会場ホテルの近くにヘリポートを建設中だが、その場所をめぐっても一時、「待った」がかかった。米政府が安全性を高めるために建設予定地をさらにホテル寄りにするよう日本に強く求めていたからだ。結局、今月中旬に米政府関係者が現地視察し当初予定通りの建設地で決着したが、政府関係者は「とりわけ米国はテロに神経質になっている」と語る。
現地特有の気象状況も、円滑な警備への足かせになっている。会場ホテルは洞爺湖と噴火湾に挟まれた標高約625メートルのポロモイ山の頂にある。警備を容易にする地理条件がサミット会場に選ばれた決め手の一つとなったはずだった。だが、「霧」という思わぬ“敵”に悩まされている。会場周辺は湖と海に囲まれているため霧が立ちこめやすいのだ。札幌管区気象台の過去5年間の統計によれば、洞爺湖周辺は7月、平均7・8日が霧に包まれた。
霧で視界が悪くなればヘリコプターを使用できず、乗用車による陸上輸送に切り替えなければならない。「陸上移動のほうがテロの危険性が高く、神経を使う」(警備関係者)とされ、日本政府はサミット期間中の3日間の天候に気が気でないのが実情だ。
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引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080623-00000903-san-soci
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